９月30日（土）に令和５年度 第1回 Bunri Guest Lecturesが開催されました。今回は、一般社団法人 日本メディアリテラシー協会代表理事 寺島絵里花先生をお招きし、本校児童の保護者に向けて、演題「わが子を守る『メディアとの賢い付き合い方』～メディアリテラシーとSNSリスク回避～」のもと、ご自身の体験談も交えてご講演いただきました。
　寺島先生のお話の中で特に印象深かったことは、デジタルコミュニケーションと対面コミュニケーションは大きく異なり、発信する４つのコツ（①明確さ ②正確さ ③わかりやすさ ④思いやり）と受け取る４つのコツ（①答えをすぐにきめつけない ②事実と意見を混同しない ③ひとつの見方ばかりにならない ④見えない部分も想像する）が大切であることです。また、「SNSの利用可能年齢は13歳以上であり、小学生が利用すると親の責任となる」とのお話も大切なキーワードでした。ご講演の最後には、保護者向けと子ども向けの推薦図書をそれぞれご紹介いただきました。
　参加した保護者からは、「スクリーンタイムについてのアドバイスにはドキッとしました。改めてスマホの使い方を親自身もしっかり考えようと思いました。」「フィルターバブルは気にしていましたが、検索結果が人によりあんなに違うものだとわかりびっくりしました。」「講演冒頭での命のお話にとてもハッとし、メディアを使用するということは、そのような可能性もあるのだと、目が覚める思いで拝聴しておりました。」という感想が寄せられ、改めてメディアリテラシーの必要性を振り返る機会となりました。

UP DATE：2023/10/05