学校生活
【6年生】薬物乱用防止教室を行いました
2月20日(木)に川越葵ライオンズクラブの方と精神科医の三浦先生をお招きして、6年生を対象に薬物乱用防止教室が開催されました。
お話の冒頭で「薬物乱用とは何か?」という三浦先生の問いに対して、「薬物を使い過ぎてしまうこと」と児童が答えましたが、「75点」だと三浦先生に言われました。つまり、薬物乱用とは①(医師の指示に従わず)薬物を乱用する(使い過ぎてしまう)ことだけではなく、②医薬品ではない物質(シンナー等)を吸引してしまうことや、③未成年者が酒・タバコを使用することも薬物乱用にあたるとのお話をいただきました。薬物乱用というと①のイメージが強いですが、私たちが思っているよりも多くのことが薬物乱用にあたり、危険性をはらみ、そしてそれは身近に存在しているのだと知ることができました。
続いて、薬物にはどんな種類があるのか、薬物乱用が脳や体に与える影響はどれほど大きいのか、実際に薬物乱用してしまった方がその後どのような生活をするのか、等詳しくビデオでも観ました。また、アルコールやタバコが身体に及ぼす影響についても詳しくお話をいただきましたが、その中でも、特に未成年者がアルコールやタバコを摂取してしまうとアルコールの抑制作用やタバコの興奮作用により依存症になりやすいというお話は、児童にとって、とてもためになるお話でした。
そもそも、麻薬が広く普及するようになった原因の一つに戦争があるし、逆に、アヘン戦争のように麻薬がきっかけで戦争に発展したこともあるというお話もされ、歴史を振り返り、逆に今の社会情勢にも目を向ける良い機会にもなりました。今や麻薬等の密売だけでなく市販薬のオーバードーズ等、薬物乱用の危険性は身近にも存在しています。正しい情報という武器を身につけ、そういった危険から自らの身を守り、児童たちが安全に正しい方向へ成長していってほしいです。
UP DATE:2025/02/26