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学校生活

【6年生】卒業研究発表会を行いました

 2月27日(木)と28日(金)の1~4限の時間を使って、6年生児童による卒業研究発表会が行われました。文理小学校では、毎週土曜日の1時限分をCA(Creative Activities)の時間にしています。1~4年生では和太鼓やヴィオリラ、金管バンド等の教養体験を行い、様々なものに触れて感性を育みます。5・6年生では、その時間を用いて、2年間かけて卒業研究発表の準備を行い、発表会に臨みます。

現代の学校教育の現場において、今、「探究学習」が広く注目されていますが、そのプロセスである

①課題の設定
②情報の収集
③整理・分析
④まとめ・表現

を児童一人ひとりが卒業研究発表会に向けて主体的に行います。

 具体的な内容は、5年生の初めごろからテーマを考案し、夏休みを用いて現地見学等の調べ学習、発表の構成要素の分解、実際のスライド作成、そして発表の練習など、児童はやることが目白押しです。作成はCAの時間だけでなく、情報の授業でスライド作成のコツについて学習をしたり、担任の先生からも日々アドバイスをもらったりしながら作成を進めました。

 当日の発表はどれも皆素晴らしい出来栄えでした。家庭で半年以上かけてメダカの体色について対照実験を行った発表や、6年生全員にアンケートを取ってそれをまとめた発表、プレゼン能力が素晴らしく聴衆に問題提起をしながら進めた発表、実際にyoutubeに英語で動画をアップロードし、それについて海外サイトでアンケートを実施して効果測定を行った発表等、様々な発表がありました。

 最後に主幹教諭から、「今回の卒業研究発表は、単に2年間の発表というよりも6年間の学びの集大成であり、今回皆が得たであろう調べ学習・実験・スライド・発表についての様々な経験は非常に価値があるもので、今後の中学校や高校での生活はもとより、実社会においても役立てていってほしい。」とのお言葉がありました。先述のように、主体的に課題設定をし、どうしたら課題に対して効果的にアプローチできるか自分で考え、そして課題に対し取り組んでいけるかが今後ますます重要になってきます。あともう少しで卒業とはなってしまいますが、今後も学びに対して真摯に向き合い続ける文理小学校の卒業生であってほしいです。

UP DATE:2025/03/07