4年生は、なぜ北海道なんでしょうか。景色がいいから、自然遺産を見られるから、北海道の広さをかんじさせたいから、そのすべてが理由なんでしょう。
しかし、文理の北海道旅行には、隠された意味があるのです。5年生では英国に、6年生では米国に全員が行きます。そのための訓練なのです。先ずは、飛行機での移動です。離着陸時は座席やテーブルはもどす、手荷物は前の座席の下もしくは上のラックに、といったことを5年生では教えません。すべて、経験させます。北海道の宿泊先は、毎日違います。つまり、毎日パッキングが必要になります。米国で、その経験が役立ちます。そして、ホテルはすべてカードキー対応の部屋です。これも、英国や米国でホテルステイの時に生かされます。そして、長距離のバス移動も米国で役立ちます。
つまり、北海道旅行は、壮大な英国・米国旅行の事前学習の場でもあるのです。子ども達が知らないうちに学習して次の年につなげていく、これこそ、学習の本当の意味なんだろうと、北海道の雄大なそして、眺望のひらけた釧路湿原を見ながら思いました。