今年は、8月24日から2学期が始まりました。そして、今日、9月1日は防災の日です。関東大震災から数えて97年目になります。関東大震災で防災の日ですが、私たちは都市型の阪神淡路大震災を経験し、津波による被害の多かった東日本大震災を経験しました。
文理では、2011年3月11日には鉄道、道路の交通障害が発生した為、多くの子ども達が学校に泊まりました。その時に地元のご協力で食事を確保できましたが、その反省から英風会(保護者後援会)の協力で3日分の全校生徒の食事、飲料水を確保し、保存しています。その保存食品の入れ替えを9月1日にし、子ども達がその保存食品の試食体験をすることにしています。上級生が下級生のレトルトにお湯を入れてあげたりして、その味に慣れてもらうことにしています。この頃の保存食品は、味もよく、おいしく戴けることに感謝です。しかし、この保存食品が活躍する日が来てほしくないと思います。私立小学校の多くは、地域学校ではないので電車やバスで通うことになりますが、もっとも心配することに通学途上で震災にあったらどうするかということです。学校に近ければ学校に、家庭に近ければ家庭にが、原則です。私学が連携して経路途中の近くの私立の小学校、中学校、高等学校で連携をして、通学難民を受け入れてくれるという活動も進んでいます。防災の日は、それぞれの家族が、震災遭遇時に際して、家庭内の約束事を再確認する日でもあると思っています。