授業日数を確保するために、2学期は12月26日に終業式を迎えました。
子ども達やご家庭にとって18週間の頑張りでした。
新型コロナに始まり、コロナ禍がいまだ続く年の瀬です。
そんな中でも子ども達は、高い適応力と順応性を示しました。マスクをつけること、手洗いをすること、毎朝体温を計ることは当たり前になり、三密を避けソーシャル・ディスタンスを取ることを自然に身に着け、新しい習慣を体得した一年でした。まだ、ウイルスが駆逐されていない状況を考えますと、これは、世界中の新しい生活様式になるのでしょう。進化論を唱えたチャールズ・ダーウインが「生き残っていくのは、最も変化に適応できるものである」という言葉を残しています。コロナ禍の変化にものの見事に適応している子ども達に敬意を表します。
終業式間際の23日に芸術鑑賞会を実施しました。
十世三宅藤九郎さん、和泉流宗家二十世和泉元彌さん、和泉淳子さんに狂言を見せていただきました。コロナ禍ですから、全校児童が一緒の一回の上演では密になってしまいます。無理をお願いし三回に分けて、2学年ずつにしました。
初めて伝統芸能に接する児童もいますから、現代の子どもでも分かりやすく狂言『附子』、加えて下級生には『小舞』上級生には『柿山伏』を演じてもらいました。初めて見る能楽の世界に子ども達は、目を輝かせて500年の伝統美を堪能していました。
本年もブログをお読みいただきましたことに感謝し、皆様が新しい年をお健やかにお迎えになられますよう、またコロナ禍が落ち着くよう念じ、皆様のご健康を心よりお祈りしております。