令和3年のはじまりです。学校の暦でいうと3学期です。短い冬休みに校庭の人工芝が新しくなりました。鮮やかな緑色のフィールドにきれいな白線が子ども達の走路として待ち構えています。
文理では、かるた大会、英語・算数オリンピック、書初め大会と続きます。かるた大会は、百人一首大会です。学年が進むにつれ覚える和歌の数が増えるのですが、子ども達はよく覚えています。英語・算数オリンピックは、担当教師がつくる問題を解きます。優秀者は表彰します。書初め大会は、授業の中で各クラス、お手本を見て真剣に筆使いをします。上手に書けます。
文理では、あらゆる場面、機会を設けて子ども達の才能を磨きます。才能は、磨けば磨くほどに光ります。それは、スポンジが水を吸収するように、子ども達の中に蓄えられていくのです。コロナ禍で論語の先生をお呼びしての講演をお聞きできず、論語検定も延期になりました。論語にしても、憶えた時点では意味が分からないことでも、その語感、リズムを体得し、その文言の意味が、ある年齢にいった時に「そういうことだったのか」と合点がいくことなるのです。それが、「若いころに脳を鍛えよ」の意味になるのでしょう。
令和の3年目、子ども達の未来に大きく寄与できるように3学期のプログラムも進めていきたいと願っています。