9月22日に文理ファームで稲刈りをしました。
5月20日に1年生が保護者と一緒に植えた苗が、大きくたわわに実りました。この頃の稲は、品種改良をして台風や強風に茎を短くして抗うようにしてあるのが主流になっています。
3年生も保護者と一緒に鎌を使って刈り取りました。
始めるにあたって私の挨拶の中で「実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな」を紹介し、実際にそういう様子を思い浮かべて刈り取りましょうと伝えました。
弥生時代から長く続く日本の伝統です。日本文化ももとをただせば稲作文化です。3年生は、刈り取った稲を学校の隣の八雲神社に奉納をしました。その時に神主さんから正式なお作法で玉串の捧げ方を習います。五穀豊穣を感謝する行為そのものです。これも日本文化の大切なものでしょう。
そして、神主さんから米の字は、八十八の手間がかかっているので、お食事の時に、ご飯粒ひとつ無駄にしないようにとのお話を聞きました。
こういった稲刈りを通して、収穫を感謝して秋祭りが日本全国各地の鎮守様の神社で行われることは、当然であり、必然の流れのような気がします。
コロナ禍ではありますが、オ-プンエア-でしたので、ソーシャル・ディスタンスを取って学年全体で稲刈りができたことは、一つ一つの行事が戻りつつあることを感じながら、今年も五穀豊穣を感謝できた1日になりました。