10月は、子ども達が校外学習で見聞を広める絶好の季節でした。各学年、趣向をこらした行き先で子ども達も楽しんできました。子ども達には経験が必要です。2年生は、さつまいもほりも経験しました。今年は大きなおいもがたくさん取れました。子ども達に10月13日は、さつまいもの日だと話しました。どうして13日なのでしょう。それは、江戸時代日本橋から13里離れたところに川越があったので13なのです。川越の台地は、さつまいも栽培に適していたのです。今でもさつまいも農家が多くあるくらいですから、地場産業として江戸時代から栄えたのでしょう。入間川、荒川の水運も重いさつまいもを大量に運ぶのに都合がよかったのでしょう。「九里(栗)四里(より)うまい十三里」と江戸時代からのキャッチコピーで売ってきたさつまいもです。焼き芋は、1700年代の江戸では、大変に好評だったそうです。取れたさつまいもを2年生は重そうに持って帰りました。それぞれの家庭でスイートポテトやスティックにして秋の味覚を楽しみました。次の日に私に自作のスイートポテトをプレゼントしてくれた児童もいました。先生方には、一里約4kmの単位を使って日本橋から何km、1里は、1時間の歩く距離つまり時速4Kmだと、川越まで何時間かかる、といった学習の幅が広がるので、子ども達の知識をふくらませてくださいとお願いしました。
5年生は、コロナで日光に行けなかった学年でしたから、来年の外国訪問の事前指導として毎晩の宿泊先を変え、東照宮、大谷資料館、田中正造資料館など訪問地を題材にした英語のレッスンを夜の学習会で取り上げ、3年生と違った5年生らしい教育旅行にしました。6年生は、English Campに行きました。外国への研修旅行を実施できなかったので、イマージョン教育の成果を試してみる機会がありませんでした。外国人の先生が5名に1人付いてプログラムを展開し、途中オーストラリアのホストファミリーとの出会いもある2泊3日のプログラムです。子ども達の学びと経験の機会を与えていきたいと思っています。今でしかできない経験を通して、子ども達の興味や関心が大きく広がっていくことを願っています。