今年の6年生は、アメリカ研修旅行がコロナ禍の現地情勢から中止になってしまいました。そこで、6年生は、研修旅行として長崎県に行ってきました。
今回、長崎県を選んだのもコロナの感染者数が少なく比較的安全な県であり、歴史をしっかり学べるところだからです。1日目平戸市、2日目佐世保市のハウステンボス、3日目は長崎市というコースを選んだのもそういう理由です。
平戸は、日本で初めてオランダ、イギリスと貿易をした所です。小さな町ですから、子ども達を歩かせても安心です。イギリス人ウイリアム・アダムスが日本名三浦按針として住んでいた跡、オランダ商館の数々の遺跡を通して当時に思いを馳せることができました。ハウステンボスは、子ども達にオランダの雰囲気を感じてもらい、園内散策は、オープンエアで安全な場所です。子ども達には、一生忘れられないよい思い出ができました。長崎市は、幕末のグラバー邸を見学、爆心地公園、原爆資料館で平和について考え、如己堂の永井隆博士を知ることで心の教育ができればと思いました。
アメリカ研修旅行が中止になってしまいましたが、6年生には、また違った意味で世界を広げられたのではないでしょうか。子ども達はニューヨークにあるウッドグレン校の子ども達に向けた動画を作り、訪問できなかった代わりに動画交換をして友好を深めようと考えました。ニューヨークからも同じように動画が送られてくる予定になっていて、コロナ禍の新しい国際交流になります。
この2学期は、26日に終業式を迎えます。子ども達の長い2学期の頑張りに拍手を送りたいと思っています。